免責事項
本記事に記載された内容やShortcutによって生じたいかなる損害についても責任を負いません。使用する際は自己責任でお願いします。
前置き
Obsidianを利用されている方は、ノートをどのように作成し、管理していますか?
多くの場合は保存先のフォルダを作成し、新規ノートから作成しているのではないでしょうか?
一方で、フォルダ管理しない方が良いという主張もあります。
個人でノートを管理している方はわかるかもしれませんが、フォルダ作成のルールを決めないと、管理が煩雑になったり、重複したりして、正しくノートを管理できなくなる場合があります。
私はどうしているかというと、性格的にフォルダ管理しないと気持ちがわるく、フォルダを作成して、ノートを作成/管理しています。
また、Obsidianでは、タグ管理ができるので、タグ指定で検索してファイルを探すことができます。また、ノートのリンク機能によりノート同士を関連付けることができるため、それらの機能と併用することでノート管理の一貫性を担保できます。詳細は公式ドキュメントを参照ください。
タグ作成も、以下の記事で紹介しているテンプレート機能を使用すれば簡単に作成できるのでお勧めです。
7rikazhexde-techlog.hatenablog.com
さて、ここまで前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。
上記のように機能は良いのですが、しばらく使用していたところ、
フォルダが増えると階層が深くなるのでノート作成がしづらいという不満に当たりました。
これはフォルダ管理の性質であり、ドキュメント管理の仕様なので仕方がないことですが、Obsisidanではノート作成すると一番上の階層で固定となっているので、フォルダ管理する場合は、ノートを指定のフォルダに移動しなければならずストレスを感じることがありました。
つまり、一部のUXが悪いのです。もしかすると設定やプラグインで変更できるかもしれませんが、選択や移動させることは機能として問題はないので、仕方ないことだとは思ってます。
そこで、ノート作成方法(操作)を良くすることできないかと考えたところ、Shortcutsアプリを使用することで実現できました。
本記事では実現方法と実際に作成したShortcutを公開しましたので紹介します。
Obsidianのノート作成方法をShortcutsアプリを使用して改良する方法について
結論から言うと、Shortcutsアプリを使用して空のMarkdownファイルを作成し、それを指定のフォルダに保存する方法で実現しました。
Obsidian VaultをiCoudやiPhone/iPad内に設定している場合は、フォルダアプリでアクセス可能1なため、保存されたMarkdownファイルはObsidianアプリ上でも確認できます。
方法自体はシンプルですが、Obsidianでノート作成しないのでファイル移動などしなくて済む点がメリットです。
処理内容(キャプチャ)
キャプチャの通りですが、ポイントは空のテキスト指定でファイル作成し、拡張子を.txt
から.md
に変更している部分です。
ファイル作成ではデフォルトでは.txt
となるのでそこだけ変換して保存するアクションで対応しています。
また、保存処理では、保存アクションを使用してテキスト指定で、保存先を訪ねるを有効にします。
これでフォルダアプリから保存先を指定することで、作成時に保存先を指定し、保存後のファイル移動を省略しています。
Shortcut(iCloudリンク)
作成したshortcutは下記iCloudリンクから取得可能です。気になれば使用してみてください。
※リンクから追加画面に遷移しない場合はメモにURLを貼り付けてからアクセスしてください。
まとめ
Shortcutsアプリを使用したObsidianのノート作成方法について紹介しました。
公開したショートカットをホーム画面などに追加すれば、即起動できるので使い勝手は良いと思います。
1点不満な点として、shortcutの機能で作成したノートをObsidianから起動できれば良かったんだですが、そこまでは実現できませんでした。
それでもObsidianアプリからノート移動よりは楽なので許容範囲です。
Obsidianアプリは気に入っているので、今後も改良できる機能やプラグインなど考えたい思います。
以上です。